10w0d つわりの真っ最中

残暑らしい雰囲気になってきましたね。ここのところ、庭のお手入れがまったく出来ていません。夫がざっと手入れをしてくれてはいるのですが。

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1. つわり生活の日々

というのも、今、つわりの真っ最中なんです。初めての妊娠に喜びと戸惑いいっぱいで過ごしています。でも、超高齢出産なことと不妊治療を経てようやく授かったこともあって手放しに喜ぶことが出来なくて、まだ周りへの報告を控えています。

 

今日は10週目に入ったところ。とにかく、つわりがつらいです。妊娠する前は、「うっ」ってなってお手洗いにかけこむことに憧れていたのですが・・・世のお母さんたちは皆この道を通ったのかと思うと、今更ながら大尊敬です。

 

不妊治療は経済的にも精神的にもタフじゃないとって聞いていたけれど、まさにその通りでした。めげそうになったり、卑屈になったり、お金はどんどん減るのに何ひとつ結果がでなくて、仕事を辞めて取り組んでいるのに一歩も進めない・・・そんな現実に苦しみました。だから一歩だけでも進めた今に、とてもラッキーだって感じています。

 

  

2. 一年前の決断、仕事と高齢不妊治療

約一年前、不妊治療に専念するために仕事を辞めました。

ストレス半分、楽しみ半分、気の合う同僚に恵まれて全力で仕事していました。子供については、そもそも結婚自体が遅かったので、できたらいいな〜くらいのつもりでいました。

 

時折、「子供を持たない人生と持つ人生ってどっちが私にとって幸せなのかな〜」 なんてぼんやり考えたり。でも心のどこかで、出産可能性のある残りわずかな期間がどんどんに過ぎていくことに、焦りを感じているわたしもいました。

 

そんな結婚生活を数ヶ月、この年齢で自然にはなかなか訪れない!

よし!とにかく始めよう!と、行動を起こしました。まずは病院選び、そして初診予約。そして診察まで一ヶ月待ち。 ようやくやってきた初診と説明会を経て、今後のスケジュール調整がすごく大変なことに気付きます。仕事を調整できるのだろうか?突然休んだり、約束の時間に戻れなかったりが沢山起きそう。

 

やばい、仕事しながらは難しいかも・・・

 

不妊治療って手法によるのですが、しょっちゅう病院へいかないとならないんです。しかも病院へ行く日は体調(排卵状態など)で変わるので、仕事の予定が組みにくいこときわまりない。大事なミーティングには必ず保険をかけることになるし、プロジェクトに穴を空けられないけど、、ん?あれ?一体何を優先させる人生なんだ、、、とぐるぐるしました。

 

結局、不妊治療に専念するために仕事を辞めました。

 

続けてきた仕事を途中で止めるのはものすごく不安でした。これといってすごい秀でた何かがあるわけじゃないので、今も再就職を考えるとものすごく不安なままです。それでも残りわずかな出産可能期間を中途半端にしたくなくて、とうとう仕事を辞める決断を下しました。結婚前に自分の気持ちをきちんと整理できていたら良かったのですが、、、婚活と同じ流れです・・・

 

3. 婚活と晩婚、そして妊活へ

今の時代、仕事を手放さずに出産する方が多いし、わたしもそのつもりだったのに、両立できなかったことが悔しかったです。

 

晩婚になったのは、、、気ままな20代を過ごし、30代に入ると仕事も遊びも充実して、めいっぱい働いてめいっぱい遊ぶ生活でした。アラサーなんて言葉が初めて聞こえてきた時代で、同じように仕事している友人と美味しいものを食べにいくのが楽しくて仕方なかったです。結婚はそのうちするだろうとか甘い考えで、アンチエイジングしながらいつまでも頑張れる気がしてた(気のせいだった)のです。もてるタイプではないからチャンスが少ないのに!当時の自分にアドバイスしてやりたい・・・。

 

35歳を過ぎると多少の老いを感じたり、姪甥や友人の子供たちの成長をみたりして、私は本当に将来ひとりで生きていくんだろうか...そんなにわたしは強くないぞ...って気付いたのでした。

 

それから、知人に紹介を頼むという手ぬるい方法から始め、あの手この手その手で踏ん張りました。そもそもモテるタイプじゃないうえに、35歳超えの婚活は厳しく、いっこうに手応えのない日々でした。

 

途中、気晴らしに始めた新たなスポーツにドはまりしながら、まるで30代前半の仕事のように楽しくなってしまうという、脱線をしたりもしました。現実逃避だったのでしょうか。とにかく楽しかった!

 

そんなこんなで、2年かかってようやく同い年の夫と出会いました。出会ってスピード婚ならもうちょっと緩い妊活も可能な年齢でしたが、そこから数年お付き合いが始まり今に至ります。この時点で婚活だけじゃなく、妊活のことまで真剣に考えていたら、夫に血眼で迫っていたのかもしれません。怖いですね、、そしたらどうなってたのかな〜?

 

 

4. ありがとう、夫くん

今、こうやって高齢マタニティライフを安全に送らせてくれる夫にすごく感謝しています。つわりの始まった4週頃、とにかく毎日体調が最悪な状態をのみこめず、夫にものすごく感情むき出しでつらさを訴えてました。わたしの胃腸は強いほうで、こんなに長いことムカムカして何もできなくなるなんて人生初。

 

ああ、これはつわりなんだって認識 →どうにもならない →向き合うしかない 喜ばしい苦しみじゃないか! って理解する迄、混乱して毎日泣いていました。今もしんどい日は涙が出てきます。今日はちょっとゆるい日。

 

匂いづわりが一番ひどく、夫の匂いもダメになっています。乾燥機を開けるときにふわっと漂う匂いもお風呂場の匂いもダメです。水道水のカルキ?臭さも、ボディソープも食器洗剤も...ドックフードはもう最悪です。料理はもう一ヶ月していません。

 

まだ安定期に入っておらず不安はつきません。このあと色々と検査は予定していますが、きっと良い結果が出て安定期に入ったとしても心配はつきないと思います。15週を超える頃に親しい人に報告しようと思っているので今はそこが目標です。

 

ひとつひとつ進むしかない!

エコー写真の愛おしい姿(まだまるでエイリアン)にキュンとします。母もきっとこうやって私を産んでくれたんですね。